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第4話『愛の言葉』(5)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年 9月 9日(火)01時54分39秒
返信・引用 編集済
  俺は夜宵ちゃんに指輪を渡してから2日後
お昼から俺は夜宵ちゃんを連れ2人で優希小母さんと礼二小父さんに挨拶に来た・・・
「今日は2人で、どうしたの?」
俺の隣に夜宵ちゃん
テーブルを挟んで、反対側に
優希小母さんと礼二小父さんが座っている
「実は・・・大事な話があって・・・」
「どんな話かね?」
俺はゆっくりと・・・
「実は・・・夜宵ちゃんと結婚を前提に付き合ってます」
「あらあら・・・」
「ふぅ・・・そうか・・・」
礼二小父さんは腕を組んで
う~んと唸ってる・・・優希小母さんは
ニコニコ微笑んでいる・・・
「やっぱり・・・反対ですか?」
「何を言ってるんだ?、私はそんな事、一言も言ってないだろ?」
「そっ・・・そうですけど、でも俺と夜宵ちゃん・・・まだ若いし・・・」
「恋愛と結婚に年齢は関係ないわよ?、夜宵も親の承諾があれば結婚出来る年齢だし」
確かにそうだけど・・・
「でもママ・・・」
「貴女も、もう子供じゃないわ、自分の事は自分で決めなさい」
「とにかく、私と優希は2人の結婚に賛成だ、淳司と麗華ちゃんも賛成だろう」
「それは言ってみないと・・・分からないですけど・・・」
そう言うと優希小母さんが
「賛成するわよ、麗華ちゃんから電話があったもの」
は?、母さんから?
「えっと・・・どういう事ですか?」
「祐二君が指輪を夜宵に渡したって事を麗華が聞いた、その日にね」
母さん・・・あれほど、ナイショに
しておいてって言ったのに・・・
「はぁ・・・」
「それで、挙式は何時するか決めてるの?」
「それは・・・まだ・・・決めてないよ、ママ」
「お金が無いんで・・・院長先生に頼んで病院で開かせてもらおうかなって」
そう言うと礼二小父さんが・・・
「どうして病院なんだ?」
「10年ぶりの再会をした場所ですから、俺達のスタート地点にしたくて・・・」
「祐二君・・・」
「あらあら・・・それじゃ、早速先生に言わないとね」
「はい・・・帰ったら、相談してみます」
院長先生がOKしてくれれば・・・

病院の病室に戻ると、俺は電話で
院長先生と藍那さんを呼んだ・・・
やく10分後、すぐに2人は来てくれた
「大切な話って、どうしたんだね?」
「実は・・・折り入ってお願いしたい事が・・・」
「お願い事?、2人で何かするのかい?」
「実は・・・結婚式をこの病院で開かせてほしいんです・・・」
すると院長先生と藍那さんは・・・
「誰のだい?」
「誰の結婚式?」
「俺と・・・夜宵ちゃんのです」
「えっと・・・よく話が見えないんだが・・・詳しく話してくれないか?」
俺と夜宵ちゃんは院長先生と藍那さんに
事情を説明する、藍那さんと院長先生の
2人には指輪とプロポーズの事は言ってないからな・・・

一通り説明を終える
「そういう事か・・・それなら良いよ、2人の結婚式なら」
「でも、親父、何時にするんだよ、準備がいるだろ?」
「結婚式を開く次期は・・・俺が決めますんで、その時に連絡します」

製作途中
 
 

第4話『愛の言葉』(4)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年 9月 5日(金)13時15分23秒
返信・引用 編集済
  翌日、俺はお昼から1人で仕事をしにやって来た
「すいません、またこんな風に頼んで」
「別に良いよ、祐二君は作業員に人気だから、それに特別なプレゼントの為だろう?」
「はい・・・どうしても・・・彼女にプレゼントしたいんです」
この人がこの株式会社『仙道木工』の代表取締役社長、仙道力(せんどう つとむ)さん
「一応、話は聞いているが、4ヶ月間だけで良いのか?」
「はい・・・プレゼントを買うお金が貯まるのが丁度、4ヶ月なので」
「はっはっはっ、それじゃ、短い間だがよろしく頼むよ、祐二君」
「はい、社長、よろしくお願いします」
俺は社長に案内され、作業場に来た
「おぉ、みんなぁ、今日から4ヶ月間だけだが、面倒みてやってくれ」
「祐二君じゃないか、久しぶりだねぇ、またよろしく頼むよ」
この人は・・・工場監督の皇衛武蔵(こうえ むさし)さん
さぁ頑張って働いて、指輪を買うお金を貯めるぞぉ、待っててくれ夜宵ちゃん


                    φ


祐二君が前働いてた事があるっていう所で再び働き始めて4ヶ月が経った
最近の祐二君は・・・何だか冷たい、話しかけてもあまり相手にしてくれないし
登校の時は少し話すけど、教室では勉強ばかりで話もしないし
話しかけても今忙しいからって言われるだけ・・・仕事が終わって病室に戻って来てから
祐二君に話しかけても帰って来る言葉は『疲れてるから、明日ね』とだけ
「はぁ・・・私・・・祐二君を怒らせるような事・・・しちゃったのかな・・・」
最近は甘えてばっかりで、祐二君に迷惑だったかな・・・
そう考えていると、何か小さな紙袋を持った祐二君が帰って来た
私は・・・何だか今、凄く上機嫌の祐二君に向かって・・・
「ねぇ祐二君」
「何?、夜宵ちゃん」
私は、自分のパジャマのズボンを少し握り
「最近・・・私に冷たくない?、私祐二君に何かした?」
「夜宵ちゃん・・・晩御飯食べて、消灯時間を少し過ぎたら、屋上に行こう」
「屋上に?、どうして?」
「大事な話と、渡したい物があるからさ」
渡したい物と・・・大事な話か・・・
何だろうな・・・何もないと良いんだけど
「うん・・・分かった・・・」
とにかく・・・夜になるのを待つしか・・・


                    φ


夜、消灯時間を過ぎてから俺は夜宵ちゃんを連れて屋上に来ていた
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
何だか喋れない・・・俺達は屋上にある
ベンチに座っている、夜宵ちゃん・・・何だか様子が変だな
俺は空を見上げて、夜宵ちゃんにこう言った
「綺麗な星空だな」
「うん・・・とっても綺麗」
「よし、それじゃ俺が取ってやるよ、星を」
俺は立ち上がり腕を伸ばし
手で星をつかむように、何回もジャンプする
「祐二君・・・無理だよ、遠いんだから・・・」
「取れたよ、小さな・・・とても小さなお星様だけどね」
俺は夜宵ちゃんの隣に座り
右手を夜宵ちゃんの前に出して
「はい・・・お星様」
右手を開く・・・すると
俺の右手にあるのは・・・指輪だ
「あっ・・・これ・・・」
「ちゃんとした言葉は言ってないからさ・・・今言うよ」
「えっ・・・うっ・・・うん」
夜宵ちゃんは顔を赤くしながら
俺の右手にある指輪を見ている・・・
「回りくどく言うと変な感じになるから・・・ストレートに言うね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「夜宵ちゃん・・・ずっと傍に居てほしい、だから・・・俺と結婚してくれ」
すると夜宵ちゃんは俺の右手から指輪を取り
自分の左手薬指に指輪をはめて・・・
「はい・・・喜んで、お受けします」
「ほっ・・・本当に?、てっきり・・・断ると・・・」
「どうして?、どうして祐二君のプロポーズを私が断らなきゃいけないの?」
「えっ・・・指輪を買う為とはいえ・・・4ヶ月間、夜宵ちゃんに冷たくしちゃったし」
俺がそう言うと夜宵ちゃんは
「冷たいとは思ったけど、今は嬉しいよ、私の為に・・・こんなに綺麗な指輪を・・・」
「良かった・・・気に入ってくれたみたいで・・・夜宵ちゃん」
「ねぇ祐二君・・・そろそろ、ベッドに戻って寝ようよ・・・」
「あぁ、分かった・・・確かに眠いな」
そして俺達は病室に戻り
ベッドに入って寝る事にした・・・
 

第4話『愛の言葉』(3)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年 9月 5日(金)05時42分16秒
返信・引用 編集済
  翌日、俺は朝から夜宵ちゃんと一緒に
俺の車で俺が前通っていた高校に来ていた
「ここがその学校?」
「うん、今日は休みだけどね」
俺の車の横に立って高校を見てると
1人の女性が高校の中からやって来た
「あら・・・祐二君じゃないですか、どうしたんですか?」
「恵子先生・・・お久しぶりです、今日は車で来たんですよ」
そう言うと恵子先生は
「凄いわねぇ、あら?、そちらの女の子は?」
「うぅ・・・祐二君・・・この人誰?」
気付けば夜宵ちゃんは俺の後ろに隠れていた
「俺が居たクラスの担任の人だよ、大丈夫」
すると夜宵ちゃんはオズオズと出て来て
「あっ・・・綾崎夜宵です・・・よろしく」
「私は不動恵子(ふどう けいこ)です、よろしくね、夜宵さん」
「それにしても、今日は休みでしょ?、先生は何をしてたんですか?」
「忘れ物を取りに来ただけよ、私用事があって急ぐから、校長室に顔出してあげて」
校長先生は恵子さんのお父さんだったな、そういえば
気付けば恵子さんは既に居なくなっていた・・・
「それじゃ校長室に行く?」
「良いの?、祐二君は前通ってたから良いけど、私はまったく関係ないし・・・」
「大丈夫大丈夫、校長先生はそういう事まったく気にしない人だから」
俺は夜宵ちゃんの手を握り、校内に入って行った

校長室の扉をノックする
「どうぞ」
ガチャという音と共に扉が開く
俺と夜宵ちゃんは中に入って行く
「おぉ、祐二君じゃないか、久しぶりだね」
「お久しぶりです、龍二先生」
「ん?、そちらの女の子は?」
夜宵ちゃんはゆっくりと・・・
「はっ・・・初めまして、綾崎夜宵です」
「私はこの高校で校長をしている、不動龍二(ふどう りゅうじ)だ、よろしく」
「元気そうで良かったです、龍二先生」
「君こそな、今日はどうしたんだね?」
「実は夜宵ちゃんに、ここを見せたくて、車で来たんです」
そう言うと龍二先生はうんうんと頷いた
「そうかそうか、よく来てくれた、と言いたいが、私はこれから出張でね」
「・・・そうですか、それじゃ俺達も行きます、龍二先生」
「また気が向いたら来てくれ、君達なら何時でも歓迎しよう」
そして俺達は校長室を後にし
車の所に戻った・・・さてどうするかな

車の所に戻り
「さて・・・次は・・・」
何処に行くか考えようとした時
「あ~、祐二君じゃない?」
「おぉ、祐二じゃねぇか」
おぉ・・・こいつらは
「久しぶり、元気してた?」
俺がそう言う頃には
既に夜宵ちゃんは俺の後ろに隠れていた
「その後ろの子、誰?」
1番始めに話しかけて来たのが
遠藤優華(えんどう ゆうか)ちゃん
2番目に話しかけて来たのが
鈴村力也(すずむら りきや)
3番目に話しかけて来たのが
栗村祭(くりむら まつり)
「夜宵ちゃん、皆優しいから、ちゃんと挨拶しなよ」
すると後ろから
オドオドと出て来て
「初めまして・・・綾崎夜宵です」
「初めまして~、遠藤優華だよ、よろしくね」
「初めまして、鈴村力也だ、よろしく」
「初めまして、栗村祭だよ、祭で良いからねぇ、よろしく」
そして最後に・・・
「初めまして、松本栄太(まつもと えいた)です」
「どうしたの?、見た感じ皆で遊びに行くって感じだけど」
「そうだよぉ、暇だから皆で遊びに行こうって事になってね」
「悪いけどさ、俺と夜宵ちゃんも混ぜてくれない?、車で行くからさ」
「へぇ、車買ったんだ、うん、良いよ~、皆で遊んだ方が楽しいからねぇ」
「それじゃ皆乗ってくれ、すぐ行くから」
そして皆を車に乗せて走り出した・・・

皆と遊び、楽しんだ後
俺は皆を学校の前まで送った
「それじゃあね、俺と夜宵ちゃん、もう帰るから」
「うん、それじゃあね~、また暇な時にでも来てね~」
そう言うと、皆帰って行った・・・
「今から病院に戻ると、夜になるな・・・」
「晩御飯どうしようか?、病院に戻る頃には多分回収されてるよ?」
「仕方ない・・・孝太郎の親父さんの店に行く?」
「うん♪、あのお店料理が美味しいから大好き~」
という事で俺達は次に、孝太郎の親父さんが開いてるお店に行く事にした
 

第4話『愛の言葉』(2)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年 9月 4日(木)07時21分24秒
返信・引用 編集済
  ふわぁ・・・俺が夜宵ちゃんより先に昼寝から起きた
俺はすっかり隠し忘れていたウエディングドレスが
入った箱とタキシードが入ってる箱をベッドの下に隠した
そして上半身だけ起こすと・・・丁度、母さんがお見舞いに来てくれた
「あらあら、お昼寝してたの?」
「うん・・・何だか急に眠くなってさ、夜宵ちゃんと一緒にね」
「そうなの・・・あら?、このベッドの下に入ってる箱は何?」
くっ・・・もうバレた・・・
「実は・・・まぁ中見れば分かるよ」
俺がそう言うと母さんは箱を2つ出し
2つとも箱を開け、中を確認する・・・
「どうしてこんな高価な物が?」
「友達のお姉さんが経営してるお店に行ったらさ、売れ残りだからあげるって・・・」
「でも・・・まだ綺麗だし、襟に2008年製作って書いてあるわよ?」
「だから返すって言ったんだけど、久しぶりに会ったからプレゼントだって・・・」
そう言うと母さんは写真が入っている
薄いファイルのような物を取り出し、開いて写真を見た
「あらあら・・・本当に結婚したみたいね・・・」
「それを撮ったからっていうのもあるけど、いずれ言うつもりだから言ったんだ」
「何を?、夜宵ちゃんに何か言ったの?」
「俺のお嫁さんになってくれって・・・」
母さんは落ち着いた表情で
「あらあら・・・プロポーズしたの?」
「本格的なプロポーズはしてないよ・・・指輪も買ってないし・・・」
「どうするつもりなの?、指輪は」
「貯金はあまり使えないから、前働いてた所に頼んでバイトさせてもらうよ」
「大丈夫なの?、そこも何時でも受け入れてくれる訳じゃないでしょ?」
そこは心配ない・・・
「大丈夫、昼寝する前に電話したらOKだって」
「そう・・・それでどれぐらい働けば、お金は貯まりそう?」
「俺の車のローンもあるから・・・だいたい4ヶ月って所」
「そうそう、あなたの車ね、やっと今日納車されたから、持って来たわよ」
「ホント?、何処に止めてあるの?」
そう言うと母さんウエディングドレスとタキシードが入った箱
写真を戻し、駐車場を指で指した
「あそこに止めてある、黒いやつよ」
「あれか・・・場所が遠かったから納車がだいぶ伸びたね」
「地震のせいもあるけど、届いたから良いじゃない、初心者マークも貼っておいたわ」
「ありがとう母さん・・・」
よかった・・・俺の誕生日が1月
免許を取ったのは2月の後半、それで良い車を見つけて
ローンで購入したは良いけど・・・その車が置いてある場所が
遠く・・・なにより、向こうの地震の影響で納車が遅くなってしまった
「それで・・・夜宵ちゃんにはナイショにしておけば良いのね?、指輪の事」
「うん、悪いけどお願い・・・優希小母さん達には指輪を渡した後で挨拶しに行くから」
母さんにそう言うと・・・
「祐二を見てると・・・お父さんを見てるみたいね」
「父さん?、どうして?」
「お母さんの・・・お父さんと結婚した時の年齢、知ってる?」
「いや・・・聞いても母さんも教えてくれないし、父さんも教えてくれないし」
すると母さんは少し笑って・・・
「祐二と同じ、18歳の時よ」
「俺と・・・同じ時に?、父さんと結婚したの?」
「えぇそうよ、私のお父さんも最初は反対してたけど、最後は認めてくれた」
「へぇ、知らなかったなぁ・・・母さんと父さんがそんなに若くして結婚してたなんて」
俺がそう言うと・・・
夜宵ちゃんがまぶたをゴシゴシしながら
上半身だけ起こした・・・
「あっ・・・麗華小母様・・・来てたの?」
「あらあら、起こしちゃったかしら」
「良いの・・・もう起きないと、夜寝れない・・・」
顔を何回かパンパンと軽く叩いて
ベッドの横にあるテーブルの上に置いてある
お茶が入ったペットボトルを取り、お茶を飲んで元に戻した
「祐二、これが車のキーよ、テーブルの上に置いておくから」
「ありがとう母さん、これから仕事でしょ?、急いだ方が良いよ」
「あら、もうそんな時間なの、ごめんなさい、急ぐからもう行くわね」
そう言うと母さんは急ぎ足で病室を出て行った
「祐二君・・・車ってどういう事?」
「言ってなかったな、俺バイクの免許もあるけど、車にも乗れるんだ」
「へぇ・・・凄いなぁ・・・」
「でも頼んだ車の納車がいろいろあって、だいぶ伸びてさ、それで今日やっと届いた」
そう言うと夜宵ちゃんは
ニコニコ微笑みながら・・・
「へぇ・・・それじゃ・・・私を・・・助手席に乗せてくれる?」
「良いよ・・・助手席は夜宵ちゃんだけしか座らせたくない・・・」
俺達は私服に着替え、病院を出た

駐車場にある俺の車に来る
「これが俺の車だよ」
「わぁ、黒色でカッコイイねぇ」
8人乗りの車だ、こんなに大きいのじゃなくても良いけど
何時、誰を乗せたりするか分からないし
荷物も載せたりしなくちゃいけない、だからこの8人乗りの車にしたのだ
「丁度、欲しい物があるから、ついでに買い物に行くけど・・・良い?」
「うん、別に良いよ・・・」
車に乗り込み、エンジンをかけて
動き出した・・・さて、俺が行く所は・・・

俺が行きたい所に向かってる途中
「ねぇ夜宵ちゃん」
「何?、どうしたの?」
「明日、暇?、ちょっと連れて行きたい所があるんだけど」
そう言うと夜宵ちゃんは
「別に用事も無いし、良いよ、何処に行くの?」
「俺が・・・こっちに戻って来る前に通ってた高校にね」
「へぇ・・・私前から気になってたの、祐二君が前通ってた高校」
明日・・・俺は夜宵ちゃんと前通ってた高校に行く
 

第4話『愛の言葉』(1)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年 9月 1日(月)03時18分10秒
返信・引用 編集済
  気付いた時には遅かった・・・よくよく考えたら
売れ残りなんかをショーウインドに飾るはずがない
夜宵ちゃんもそう思ったらしく、電話をして返すと言ったが
帰って来た言葉は『2人にプレゼント、久しぶりだから』だった
「でも・・・祐二君・・・これどうしよう」
「だなぁ・・・小母さん達や母さん達が見たら何て言うか・・・」
後、問題は藍那さんだよ・・・なんて冷やかされるか・・・
でも・・・何だか分からないけど、そう大した問題じゃない気がする・・・
何でだろう・・・胸が凄くモヤモヤしてる・・・
もしかして・・・俺は・・・夜宵ちゃんを・・・
「どうしたの?」
「いや・・・何でもないよ、少し胸がモヤモヤしてね・・・」
「祐二君も?、実は・・・私も胸がモヤモヤしてるの・・・何でだろうね」
分からない・・・でも
俺のモヤモヤは今ハッキリした
・・・俺は・・・夜宵ちゃんをお嫁さんにしたい
ずっと傍に居て欲しい・・・支えて欲しいんだ・・・
でも・・・この気持ちをどう伝えれば・・・俺は・・・

いろいろ考え事をしていたら、お昼になった
特に食べたい物も無いので、適当に近くにあった
ファミリーレストランに入った・・・今は頼んだ物を待ってる
「ねぇ祐二君・・・」
「何?、どうかしたの?」
俺がそう言うと夜宵ちゃんは少し下を向いて
「何でもないよ・・・」
「そう・・・そうか・・・」
俺は考える、ある事を・・・
ある物を買わないといけない・・・
そう考えてると、頼んだ物が運ばれて来たので
俺達はそれを食べ始めた・・・何だか気まずいな・・・

食べ終わると、適当に街を回り、病室に戻った
私服から何時ものパジャマに着替えて、俺は自分のベッドに座った
すると着替えを終えた夜宵ちゃんが俺のベッドに来て俺の横に座った
「祐二君~、写真見ようよ~」
すると夜宵ちゃんは俺が
テーブルの上に置いた写真を取った
「良いよ、見ようか」
そういうと夜宵ちゃんは写真を開いた
「えへへ・・・私・・・祐二君のお嫁さんみたい・・・だね」
ブホォ!!、いっ・・・いきなり
何を言い出すんだ夜宵ちゃんは・・・
「そっ・・・そうだね・・・」
「嬉しくないの?、私と・・・そういう風に見られたくない?」
夜宵ちゃんが目をウルウルし始めた・・・
マズイ・・・これはマズイ・・・
とにかく何をすれば良いのか分からないので
とりあえず、夜宵ちゃんを優しく抱きしめた・・・
「そんな事ない・・・そう見られたいよ・・・夜宵ちゃん・・・」
「えへへ・・・嬉しい・・・祐二君・・・」
そうだ・・・言葉だけでも今、言ってしまおう
「それじゃ・・・本当になる?、その・・・俺のお嫁さんに・・・」
「えっ・・・祐二君の・・・本当のお嫁さんに・・・」
「ごっごめん、急に変な事言って・・・」
俺がそう言うと・・・
「良いよ・・・私・・・祐二君のお嫁さんになる・・・なりたいの・・・」
「ほっ・・・ホント!?、本当に・・・俺のお嫁さんになって・・・くれる?」
「うん♪、だって・・・私祐二君の傍にずっと居たいもん・・・」
「夜宵ちゃん・・・んぅぅぅ」
俺は夜宵ちゃんの顔を上げ
キスをした・・・ちょっと強引だったかな・・・
それでも夜宵ちゃんは一切抵抗しない・・・
「あっ・・・んっ・・・んぅぅぅ」
唇を離すと・・・
「えへへ・・・祐二君とずっと一緒に居られる・・・」
俺は夜宵ちゃんの両肩を押して
ベッドに押し倒した・・・
「どっ・・・どうしたの?」
「お昼寝しない?、俺少し眠い」
俺は夜宵ちゃんの横に寝転んだ
「うっ・・・うん、お昼寝・・・する・・・」
目を閉じて寝ようとしたら
夜宵ちゃんがピッタリと俺にくっ付いた
「どうしたの?、夜宵ちゃん」
「私まだ子供だからぁ、頭撫で撫でしてもらってキスしてもらわないと寝れないなぁ」
「本当にまだまだ子供だなぁ・・・夜宵ちゃんは」
俺はキスをして夜宵ちゃんの頭を
優しく・・・優しく・・・撫で撫でしてあげた
「えへへ・・・おやすみなさい・・・祐二君・・・」
「おやすみ、夜宵ちゃん、良い夢が見れますように・・・」
俺も目を閉じて昼寝をする事にした・・・
 

第3話『喧嘩の後は・・・』(10)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年 9月 1日(月)03時08分8秒
返信・引用 編集済
  1ヶ月後、俺達は朝から出かけていた
夜宵ちゃんは何時もの可愛らしい服だ、俺も何時も通りの服
そして・・・夜宵ちゃんの首には俺がプレゼントした、ペンダントが輝いている・・・
「えへへ・・・祐二君・・・」
「どうしたの?、夜宵ちゃん」
夜宵ちゃんは俺と腕を組んでいる
そして、何でか分からないけどニコニコ微笑んでいる
「だって・・・祐二君が急にデートに行こうって言うから・・・」
「嫌だった?、急に行こうって言ったりして・・・」
「嬉しいよ、嫌だなんて思わない・・・だって大好きな祐二君とのデートだもん・・・」
「夜宵ちゃん・・・良かった、それで今日行く所なんだけど」
俺がそう言うと夜宵ちゃんが・・・
「ねぇ祐二君、いい加減・・・ちゃん付けで呼ぶの・・・止めてよ」
「止めない・・・夜宵ちゃんはまだ子供っぽいからな」
「ぶ~、もう子供じゃないもん」
「そうやって怒るのが子供っぽい証拠、俺が子供っぽくないって思ったら普通に呼ぶよ」
頭を撫で撫でしてあげると・・・
「止めてよ・・・子供じゃないもん」
「じゃ止めた、夜宵ちゃんが嫌がるからな」
俺がそう言うと、夜宵ちゃんは頭を横に振り
「ヤダ・・・止めないで、撫で撫でしてよぉ・・・」
「嫌がるからなぁ・・・どうしよっかなぁ・・・」
「嘘だから、私まだ子供だから、祐二君・・・意地悪しないでぇ・・・撫で撫でしてぇ」
「仕方ないなぁ・・・はい、撫で撫で」
俺は夜宵ちゃんの頭を優しく、撫でる・・・
「あぁ・・・嬉しい・・・私、祐二君に撫で撫でされるの大好き・・・」
「俺も・・・夜宵ちゃんに撫で撫でするの好きだよ、夜宵ちゃんの可愛い顔が見れるし」
「ぶ~・・・そっ・・・それで、今日は何処に行くの?」
「そうだなぁ・・・夜宵ちゃんは何処か行きたい所はない?」
すると夜宵ちゃんはう~んと言って考え・・・
「祐二君となら・・・何処でも・・・」
「夜宵ちゃん決めてよ、最近は俺ばっかり決めてるから、夜宵ちゃんが行きたい所をね」
「えっ・・・でも・・・私が行きたい所に行っても・・・きっと・・・楽しくないよ?」
「彼女の行きたい所に何処でも付いて行くのが、彼氏だろ?、それに絶対楽しいさ」
夜宵ちゃんは顔を少し赤くして・・・
「祐二君・・・私が行きたい所っていうか・・・見たいお店があるの」
「見たい・・・お店?、何処?、見に行くだけでも良いから、そこに行こう」
「分かった・・・こっちだよ・・・」
俺は夜宵ちゃんに連れられてお店に向かう事に

数分で到着したけど・・・このお店は・・・
「わぁ・・・綺麗・・・」
夜宵ちゃんに連れられてやって来たお店は・・・
ウエディングドレスや結婚式用のタキシード
お祝いの席などで着る服の専門店だった・・・
そして夜宵ちゃんはお店のショーウインドーに
飾られているウエディングドレスを見ている・・・
「どうしてウエディングドレスを?」
「だって・・・着てみたいと思うでしょ?、女の子の夢だよ?」
「そっか・・・夢か・・・」
何だ?、この胸がモヤモヤする感じは・・・
「着てみたいなぁ・・・あのウエディングドレス・・・」
え?、着て・・・みたい?
「じゃ・・・着てみる?」
「えっ・・・これ・・・着れるの?」
「よく見てみろよ、試着OKだぜ?、それにこの店、俺知ってる」
「へぇ・・・じゃ・・・じゃあ、着れるの?」
俺が頷くと夜宵ちゃんはニコッと微笑んだ
お店に入って行く・・・そうこの店
自体に来た事はないが、・・・この店を経営してる人は・・・

中に入ると
「あら、夜宵ちゃんに祐二君じゃない、どうしたの?」
このお店の経営者は・・・優子さんだ
「優子お姉ちゃん!!、どうしてここに?」
「どうしてって・・・ここは私のお店よ?」
「お姉ちゃんの?」
「そう、私の夢なのよ、このお店」
今思い出した・・・優子さんが
昔から言ってた、こういうお店を開くのが夢だって
「それで、今日は2人揃ってどうしたの?」
「優子さん、実は・・・あのショーウインドのやつを夜宵ちゃんが試着したいって」
「あれを?、別に良いよ、夜宵ちゃんこっちに来てくれる?」
「うん♪、それじゃ行ってくるね祐二君」
夜宵ちゃんは奥の部屋に連れて行かれた・・・
俺はどうしようかな・・・そう考えていると
5分位が経って、優子さんが俺の所にやって来た
「祐二君もおいで」
「俺ですか?、何かするんですか?」
「せっかくだから、祐二君もタキシード着てみて、写真撮るから」
「はぁ?、優子さん何言ってるんですか?」
そう言うと、優子さんは・・・
「ふふふ・・・恥ずかしがらない恥ずかしがらない、男の子でしょ?」
「そうは言ってもですね・・・優子さん」
「文句は言わない、女の子だけ着て写真撮影なんておかしな話でしょ?」
確かにそりゃそうだけど・・・
ぶつくさ考えてる内に俺は優子さんに捕まり
男用の試着室に強制連行された・・・

優子さんに言われた通り、タキシードを着てみたけど・・・
俺は仕切りの向こう側に居る優子さんに話しかけた
「着ましたけど・・・恥ずかしいですよ優子さん」
「恥ずかしがっちゃダメって言ったでしょ?、男の子でしょ?」
そう言うと優子さんは仕切りを開けた・・・
「あらあら・・・似合ってるわよ?」
「そっ・・・そうですか」
「ほら、夜宵ちゃんの着替えも終わってるから」
俺は試着室から出て、待った・・・
すると、反対側の仕切りが開き・・・
ショーウインドに飾られていたウエディングドレスを着た
夜宵ちゃんが・・・ゆっくりと出て来た
「えへへ・・・似合ってるかな?」
俺は言葉を失った・・・
似合わないからじゃない、似合い過ぎてる・・・
それに・・・とっても可愛くて・・・綺麗だ・・・

それから写真を撮った後、私服に着替え店を出ようとした時
優子さんに呼び止められ、2つの箱が入った袋を手渡された
「優子お姉ちゃん・・・これは?」
「さっき夜宵ちゃんが着てたウエディングドレスと、祐二君が着てたタキシード」
「こっ・・・こんな高価な物・・・」
「良いんだよ、ハッキリ言うとあれだけど・・・それ売れ残りだから」
売れ残りって・・・それでもこんな高価な物・・・
「それでも・・・こんな物・・・」
「いらないなら、捨てちゃうよ?、もったいないけど」
「祐二君・・・貰っておこうよ、もったいないよ、こんなに良い物」
「でもなぁ・・・ふぅ・・・仕方ないな・・・ありがたく貰います」
「それで良いのよ、後さっき撮った写真がそれぞれの箱に1枚ずつ入ってるから」
何だか・・・大変な物を貰った気がする・・・
 

第3話『喧嘩の後は・・・』(9)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年 8月31日(日)13時07分12秒
返信・引用 編集済
  ここは・・・俺のベッド
・・・って事は、俺は生きてるのか・・・
「うっ・・・イタタ・・・頭が痛い・・・」
頭を気にしながら上半身だけ起こし
左手を見てみると・・・夜宵ちゃんが俺の左手を握り締めて寝ていた
「夜宵ちゃん・・・心配かけたな・・・ゴメン」
俺は右手で夜宵ちゃんの頭を撫でた・・・
「んっ・・・祐二君・・・」
夜宵ちゃんはまぶたをゴシゴシしながら
上半身を起こした
「祐二君・・・うっ・・・うわぁぁぁぁぁん!!」
夜宵ちゃんは俺の胸に顔を埋めて
泣き始めた・・・俺は優しく、泣いている夜宵ちゃんを抱きしめた
体のあちこちが痛むけど、そんな事は関係ない・・・
「おいおい、泣くなよ、俺はこうして・・・元気に生きてるぞ?」
「だってぇ・・・祐二君が死んじゃうんじゃないかって・・・私のせいで・・・」
「夜宵ちゃんのせいじゃないさ、俺は・・・自分で望んだ事をしたんだよ・・・」
「自分で・・・望んだ事?」
俺は照れながら・・・
「俺が夜宵ちゃんを守る・・・俺は夜宵ちゃんの事が・・・大好きだから・・・」
「嬉しい・・・それじゃ、ずっと・・・ず~っと・・・私を守ってね・・・私の傍で」
夜宵ちゃんが俺に顔を向けてニコッと微笑んだ
そんな夜宵ちゃんに俺は顔を近付けキスをした・・・
「んっ・・・んっ・・・」
唇を離すと・・・
「えへへ・・・」
「夜宵ちゃん、悪いけど・・・藍那さんと院長先生を呼んでくれないかな?」
「どうして?」
「頼みたい事があってね・・・」
それから夜宵ちゃんは電話をかけ
藍那さんと院長先生を呼び出した・・・

すぐ2人は来てくれた
「どうしたの祐二君、いきなり私と藍那を呼んで」
院長先生であり・・・藍那さんのお父さんでもある
藤林龍一郎(ふじばやし りゅういちろう)先生・・・
「実は・・・明日・・・外に出させて下さい」
「明日?、それはダメだよ、まだ様子を見ないと」
「お願いします、明日は・・・明日だけは・・・」
明日は特別な日なんだ・・・どうしても
この日だけは・・・
「だけどねぇ・・・」
「お願いします、その後、1ヶ月、外に出さなくても良いですから・・・」
「仕方ないな・・・なにやら特別な用事があるようだし・・・良いよな親父」
「ふぅ・・・体調が悪化したら必ず連絡する事、良いね?」
「はい!!、ありがとうございます!!」
そう言うと、藍那さんと院長先生は帰って行った

朝御飯を食べ終わり、しばらくすると
夜宵ちゃんが話しかけてきた・・・
「ねぇねぇ祐二君・・・明日、何の日か覚えてる?」
「そういえば、明日は学園祭最終日だな、それが?」
俺がそう言うと、夜宵ちゃんは
ショボーンとした顔をした・・・
理由は分かってる・・・俺が”あの日“を忘れていると思っているからだ
「何でもない・・・突然変な事聞いて・・・ゴメンね」
「明日さ、学園祭の後、晩御飯、食べに行こうよ」
「良いね、何処か良い所あるの?」
「特別な所・・・明日は奮発するぞぉ」
夜宵ちゃんは不思議そうな顔をしている
何だろうという感じだ・・・まぁ明日は喜んでくれるさ

翌日、夜宵ちゃんが起きない内にある物を買い
病院に戻った所だった、パジャマに着替え終わると同時に夜宵ちゃんが起きた
「祐二君・・・チューして・・・」
「はい、ちょっと待ってね・・・」
俺のベッドの上で上半身だけ
起こしている、夜宵ちゃんの隣に座り
自分の右手を夜宵ちゃんの顎下に添えて
夜宵ちゃんにキスをした・・・
キスが終わると・・・夜宵ちゃんが
「えへへ・・・学校、行こうよ祐二君」
血は結構出たみたいだけど
包帯も巻かなくていいらしい
治療室に長い事いたのは、脳に異常が無いか調べてたって聞いた
それに・・・今、俺の体には夜宵ちゃんの血も流れてる・・・
俺と夜宵ちゃんは私服に着替え、学校に向かった

更に時間が経ち、夜・・・俺は夜宵ちゃんを連れて
とあるレストランに来ていた、何でも最近、若い人達に人気のレストランらしい
「わぁ・・・綺麗なお店だね」
「夜宵ちゃんの為に頑張って探したよ」
そう話していると頼んだ物が出てきた
テーブルに並べられる料理・・・パッと見は高そうだけど
意外と安い・・・コースだからかな・・・
俺達はそれを食べ始めた・・・
「美味しいねぇ」
「気に入ってくれたみたいで、嬉しいよ」
パクパクと食べる・・・ちょっとペースが速いかな・・・

食べ終わり、帰ろうという時に俺は・・・
「夜宵ちゃん、誕生日おめでとう」
「えっ・・・覚えててくれたの?」
「当たり前だろ?、恋人の誕生日を忘れる彼氏が居るか?」
「えへへ・・・」
俺はポケットから
小さな箱を取り出し、夜宵ちゃんに差し出した
「はい、誕生日プレゼント」
「良いの?」
「うん、開けてみて」
夜宵ちゃんは箱を開け
中身を取り出す・・・それは
「わぁ・・・可愛いペンダント・・・着けてみて良い?」
「良いよ、夜宵ちゃんのなんだから・・・」
夜宵ちゃんがそのペンダントを首に下げた・・・
「えへへ・・・似合う?」
「似合うよ・・・とても綺麗で・・・可愛いよ」
俺達は会計を済ませレストランを後にした・・・

病院に向かう帰り道・・・
「祐二君・・・んっ」
夜宵ちゃんが可愛らしく
背伸びをして、俺にキスをした
唇を離すと、俺は夜宵ちゃんに・・・
「腕組んで帰ろうか?」
「うん♪、組む組む~」
夜宵ちゃんがピッタリとくっ付いた
レストランを出てから上機嫌だ・・・
 

第3話『喧嘩の後は・・・』(8)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年 8月31日(日)04時59分55秒
返信・引用 編集済
  夕方、今日はもう帰る事に
学園祭は3日も続くし、初日はこんなもんだろう・・・
「楽しかったねぇ」
「そうだな、楽しかったな」
「えへへ~、早く早く~」
「あっ、走るな、危ないぞ~」
そう言うと夜宵ちゃんが立ち止まった
そこは生徒が作った鉄製の見渡し台の横
すると・・・その足場が崩れた
「夜宵!!」
「えっ!!、嫌!!」
驚き動けないみたいだ
俺は走り夜宵ちゃんの所に行く
そして夜宵ちゃんを突き飛ばした
夜宵ちゃんは尻餅を付いた、良かった・・・
俺はうつ伏せで倒れ込んだ・・・そして、そこに崩れた見渡し台が・・・


                    φ


祐二君が私を助けてくれた・・・
けど、祐二君が崩れた見渡し台の下敷きに・・・
「祐二君!!、祐二君!!」
人も集まって来た
「祐二君・・・」
そう言っていると
地面に・・・赤い液体
血が広がり始めた・・・まさか・・・
「祐二君が・・・私の祐二君がぁぁぁ・・・うわぁぁぁぁぁん!!」
私はそのまま泣き崩れてしまった・・・
祐二君・・・祐二君が私のせいで・・・えっく
すると先生が、叫び始めた
「誰か!!、救急車を呼べ!!、早く!!」
周りが騒がしくなり始めた・・・
私はそんな事は関係なく、泣き続ける
「祐二君!!、死んじゃ・・・ヤダよ・・・」
それから5分後、救急車が来た
救急隊員と先生達が協力して
崩れた見渡し台をどかしていく
すぐに祐二君は見えた、祐二君は頭から血を流していた
ゆっくりと祐二君は運び出されストレッチャーに乗せられた
そしてそのまま救急車の中に、私も救急車に乗り込む

病院の治療室の前にあるベンチに座っている
私が電話したので、祐二君のお母様が来てくれた
お父様はお仕事で行きたいけど行けないみたいで
ママとパパは主張で居ない・・・だから麗華小母様に・・・
「夜宵ちゃん・・・今は無事を祈るしかないわ・・・」
「はい・・・でも、私のせいで・・・私のせいで祐二君があんな事に・・・」
治療の途中、血が足りないって事で
私は祐二君と同じ血液型だったから・・・少し提供した
「夜宵ちゃん・・・今は祈りましょう・・・無事に祐二が帰って来るのを」
「はい・・・麗華小母様・・・」
治療室に入って1時間が経っている
そう考えていると、治療中のランプが消えて
移動台に乗せられた祐二君と藍那さんが出てきた
「藍那さん・・・祐二君は?、祐二君は大丈夫なんですか?」
「大丈夫だよ、夜宵ちゃんがくれた血のおかげでね、助かったよ」
「良かった・・・ベッドに戻すんですか?」
「そうだよ、今はとりあえず安静にしとかないとね」
「ありがとうございました、藍那さん」
「いえいえ、怪我や病気を治療するのが病院ですから」
そう言うと、病室に向かった

祐二君をベッドに寝かせると・・・麗華小母様が
「もう安心ね・・・私はそろそろ帰るわ、祐二をよろしくね夜宵ちゃん」
「はい・・・忙しいのに、ありがとう・・・麗華小母様」
麗華小母様は帰って行った・・・
私は祐二君のベッドの横に椅子を置いて座った
「祐二君・・・」
私は祐二君の手を握った
とっても暖かい・・・心地良い暖かさ・・・
「祐二君・・・ゴメンね」
私は祐二君のベッドにもたれて目をつぶった・・・
 

第3話『喧嘩の後は・・・』(7)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年 8月30日(土)22時10分16秒
返信・引用 編集済
  あれから、3日後、学園祭を迎えた・・・
学園祭でクラスの手伝いをしない人、というか
しなくても良いと言われた人は私服でもOKなので
俺と夜宵ちゃん、孝太郎と中島さんの4人は私服で学校に来ていた
「わぁ、凄いね、祐二君」
「そうだなぁ、皆頑張って準備してたからな」
「ねぇねぇ孝太郎、皆楽しそうだねぇ」
「そうだな・・・麗美も楽しめよ?、俺も楽しむから」
孝太郎が中島さんの手をギュと握り締めた
「もう・・・孝太郎ったら・・・」
中島さんの顔が真っ赤になっている
それを見ていた夜宵ちゃんが
「ねぇ、私達も・・・手繋ごうよ」
「良いよ、はい、夜宵ちゃん」
俺は夜宵ちゃんの手を握り締めた
そして俺達は自分達のクラスに入った

ウェイトレスとやっているクラスメイトが
注文を聞きに来た、まず俺からか・・・
「何にするの?」
「それじゃ・・・ストレートティーとサンドイッチ」
次に夜宵ちゃんだ
「私は、レモンティーとサンドイッチ~」
「それじゃ、俺はアイスティと焼きそばパン」
「私もアイスティと焼きそばパンで、お願い」
「は~い、ちょっと待っててねぇ」
それから、5分ぐらいして注文した物が来た

朝御飯を食べ終わると、俺達は別のクラスの出し物に来ていた
「ここは?」
「夜宵ちゃん、看板に書いてあるでしょ?、お化け屋敷だよ」
「えっ・・・お化け・・・屋敷?」
夜宵ちゃんが少し引く・・・
あっ・・・もしかして・・・夜宵ちゃん
「夜宵ちゃん・・・もしかして、お化け屋敷・・・苦手?」
「えっと・・・べっ・・・別に苦手じゃないよ」
「そう・・・なら良いんだけど・・・」
俺達はお化け屋敷に入って行く
孝太郎はこういうの大好きだから、怖いとは思わないだろうな
中島さんも苦手じゃなさそうだな・・・

お化け屋敷の中を歩いて行く、教室の中とは思えない空気だ・・・
「おぉ・・・結構、感じ出てるな・・・」
「うぅ・・・祐二君・・・」
夜宵ちゃんはお化け屋敷に入ってから
ずっと俺にくっ付いている・・・これはやっぱり
すると、ミイラ役の生徒がバッと出てきた瞬間
「ヤダ~!!、うぅ・・・怖いよぉ、祐二お兄ちゃん・・・」
夜宵ちゃんが抱きついて来た、しかも・・・
かなり懐かしい呼び方・・・それにギュと力強く抱きしめられている
「うにゅ~・・・怖いよぉ・・・祐二お兄ちゃん・・・」
「夜宵ちゃん、大丈夫だよ、もう居ないから・・・」
「ホント?、ホントに居ない?」
「本当に居ないって・・・大丈夫だから」
俺がそう言うと夜宵ちゃんは恐る恐る目を開けて
ミイラ役の生徒が居た所を見る・・・
そこにはもう居ない、俺が睨んだら帰って行った
「早く出ようよぉ・・・怖いよぉ、祐二お兄ちゃん」
「分かった、孝太郎、中島さん、良いかな?、夜宵ちゃんがこう言ってるし・・・」
「別に良いぞ、なっ麗美」
「うん、少し・・・私も怖いし・・・」
そういう事でお化け屋敷を出る事に

お化け屋敷を出て、近くにあったベンチに座る
夜宵ちゃんはずっと俺の胸に顔を埋めている・・・
そうすると、中島さんが・・・
「でも・・・どうして、お兄ちゃんなの?」
「幼馴染でね、10年前も今と同じ病院に2人で居たんだよ」
「へぇ・・・でも、どうしてお兄ちゃんって呼ぶの?」
「祐二君は私のお兄ちゃんって小さい頃の夜宵ちゃんが言ってた」
「お兄ちゃんみたいに、慕ってたって事かぁ・・・10年前から仲が良いんだね」
「まぁね、初めて会ったのは、夜宵ちゃんの家でだけどね」
そう話していると、夜宵ちゃんが・・・
「んっ・・・ゴメンね、せっかく楽しんでたのに・・・」
「別に良いよ、その前に夜宵ちゃん、苦手なら苦手って言ってくれよ」
「だって・・・祐二君達が行きたそうだったから・・・」
「それでも、嫌なら嫌って言って良いんだぞ?、無理はしちゃダメだ、良いな?」
「うっ・・・うん・・・分かった・・・」
そして俺達はしばらく学園祭を楽しむ事にした
 

第3話『喧嘩の後・・・』(6)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年 8月29日(金)05時09分26秒
返信・引用 編集済
  病室に戻り、運ばれて来た晩御飯を食べ終わってしばらくすると
消灯時間を迎えたので、真っ暗になった、俺は寝る為にベッドに入る
もちろん隣には夜宵ちゃんが居る、観覧車でした約束をする為に・・・
「祐二君・・・キス・・・」
「分かってるよ・・・ほら、おいで」
そう言うと、夜宵ちゃんが顔を俺の顔の前まで持って来て
唇を重ねた・・・今日2回目のキスだ・・・
「んっ・・・」
「(凄く柔らかいな・・・夜宵ちゃん)」
俺は観覧車の時のように
夜宵ちゃんを抱きしめる・・・
「うぅ・・・んっ」
今度は長かった、5分ぐらいしてたと思う
唇を離した後、夜宵ちゃんが・・・
「祐二君・・・」
「何?、どうしたの?」
すると夜宵ちゃんが・・・
「明日も・・・キスしようね」
「あぁ、何時でも良いよ、おやすみ、夜宵ちゃん」
俺は夜宵ちゃんにおやすみのキスをした
すると夜宵ちゃんは寝息を立て始めた・・・
俺も目を閉じて、寝る事にした・・・


翌朝、起きると夜宵ちゃんも起きていた
俺の横で上半身だけ起こして、髪を梳かしていた
「あっ、おはよう祐二君」
「おはよう夜宵ちゃん、んっ」
俺も上半身だけ起こし
夜宵ちゃんにおはようのキスをした
「んっ・・・」
唇を離すと・・・
「んっ・・・もう、朝から・・・」
「夜宵ちゃんが言った事を守っただけだぜ?、明日もキスしたいって言ったからさ」
「ビックリしちゃった・・・また・・・してね」
「あぁ、今日は学校だったな、それじゃ屋上でな」
「うん♪、いっぱいキスしようね・・・祐二君♪」
それから俺達は支度をし、学校に向かった・・・

校門を通り、運動場を歩いていると
「結構準備、進んでるねぇ」
「もうそろそろ、学園祭の次期だったな」
「そういえば、私達のクラスは出し物なんだっけ?」
「出し物?、確か喫茶店だって先生から電話で聞いたけど・・・」
すると、夜宵ちゃんが
「喫茶店かぁ・・・私達も始まったら手伝うのかな?」
「もう喫茶店をやるメンバーは決まってるから、俺達は自由だって」
「えへへ・・・それじゃ、学園祭はデートだね・・・」
「そうだな・・・思いっきり、楽しもうな」
学園祭を楽しみに俺達は教室に向かった

教室に入ると、ロッカーの上や、教室に隅に喫茶店で使う道具が置いてある
俺達は自分の席に座ると、孝太郎がやって来た
「よっ、お2人さん、学園祭は何するの?」
「夜宵ちゃんとデートだけど・・・それが何か?」
「良いよなぁ、お前は、彼女が居て」
「何言ってんだよ、孝太郎にも彼女居るだろ」
本当に何言ってんだコイツ
自分にも可愛い彼女が・・・
「確かに居るけど・・・」
「ほら、噂をしたら来たぞ」
孝太郎の横に立ったのは・・・中島さんだった
「孝太郎、ちゃんと準備してるんでしょうね」
「麗美・・・言われた通り、頼まれた仕事は全部やったよ」
見た感じ、孝太郎は中島さんに
尻に敷かれているようだ・・・
「なら・・・良いけど、あっ、夜宵ちゃんは学園祭どうするの?」
「私?、私は祐二君とデートだよ~」
「えへへ、私も孝太郎とデートなんだ~」
「麗美ちゃんも?、だったら皆で回らない?、その方が楽しいと思うし」
「そうだねぇ、良いでしょ?、孝太郎」
そう中島さんが言うと・・・
「俺は別に良いけど・・・祐二は?」
「う~ん・・・俺も別に良いよ、確かに皆で回った方が楽しいし」
「それじゃ、学園祭はダブルデートだね~」
夜宵ちゃんの提案通り
学園祭は俺と夜宵ちゃん、孝太郎と中島さんの4人で
ダブルデートになった・・・楽しみだなぁ・・・学園祭
 

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